データで判断するということ
前の投稿で広告の振り返りって大事ですよ、ってことを書いたのですが、何をもとに振り返るかっていうのがあります。
ビジネスの期待効果を振り返る際には、「定性効果」と「定量効果」を振り返れって言います。
定性効果というのは数値化することが難しいもの、例えば仕事を通して人材育成できたとか、組織力がこんなに上がったとか、そういう類のものです。
それに対して定量効果は数値化できるものですね。売上金額とか利益率とか削減時間とか、そういう数値としてはっきり数字で表されるものです。
意識しないと、人間って感覚で捉えて判断してしまうことって多いと思うんですよね。
例えば、「最近、リストが取れてないみたいですけど反応悪くなってるんですかね?」っていう指摘とか(笑)
これって何も考えないで真に受けると、「じゃあ、少し変えてみますか」ってなる訳ですが、それをやってしまうとビジネスの迷走間違いなしです。
悪いって言われているのは本当に悪いのか?もし悪いのならどれ位悪くなっていて、その主要因は何なのか?
そこを感覚ではなく数値で捉えないと、的外れな対策に走ってしまいます。
で、これまで広告の分析をExcelでしてたのですが、日々のデータ更新や加工が面倒だったりでイマイチ・・・
で、ちょっと調べたところいいツールがありました。
「Googleデータポータル」です。

ツール自体は無料(Google以外のデータへ接続する際のデータコネクタだけ有料)で、直接データを持ってきて数クリックでグラフ化もできるしこれ最高ですね。
試しに、Facebook広告と接続したところ、こんな感じになりました。これ作るのにたった半日です。
しかも、Webベースなので、YouTubeと同じくらい簡単に、人と共有したり共同編集もできます。

300以上のいろんなデータソースに接続できるので、Googleアナリティクスやメール配信システムなどと接続して、経営ダッシュボードを作っても面白そうです。まだまだブラッシュアップしていこうと思います。
KPIに基づいたデータ経営を、ってよくコンサルが言っているようなコンセプチュアルな話しではなく、個人が簡単に実装することができる・・・。
もう可能性しか見えてこない!素晴らしい時代だなぁ、と思います。